2025年8月30日(土)、加古川海洋文化センターで、環境のことについて体験しながら楽しく学べるイベント「顕微鏡で発見!海の小さな生き物たち」が開かれました。
加古川海洋文化センターが行ったこちらのイベントに、神戸製鋼とコベルコ科研も参加しました。
15組の親子が参加し、自分の目では見えない小さな命のつながりと、海の自然を守ることについて、わかりやすく学びました。
生き物を探せ!顕微鏡観察にチャレンジ
当日は海の生き物やプランクトンについて、須磨里海の会(須磨海浜水族園 元園長)吉田さんによるお話からスタート。
その後には、センター近くの海のそばへ移動して、実際に海水をくんで、顕微鏡を使った観察体験を行いました。

センター周辺の護岸で海水を採取
子どもたちは、顕微鏡の使い方を教わりながら、ふだんは見えない、とっても小さな生き物が元気に動き回るようすを観察し、どんな生き物がいたか、どうやって動いていたかを熱心にメモしました。
この体験を通して、海の中にはいろんな生き物がたくさんいること、その小ささと動作を感じることができました。参加者からは、「こんなに小さな生きものが本当にいるんだとわかり、びっくりした!」という声がありました。

顕微鏡観察
海の森を守る!KOBELCOグループの「鉄鋼スラグ」大作戦
イベントの後半は、地球温暖化と海をきれいに守ることについて、コベルコ科研の山口さんのお話からスタート。
みなさんは「ブルーカーボン」は何か知っていますか?
これは、海の中の草や海そうが、空気の中のCO₂を吸いとってくれる力とのことです。海そうがたくさんある場所は「海の森(藻場)」と呼ばれ、地球を守るためにとても大事な役割をしています。

そして、この海の森を守るためにKOBELCOグループは、ある技術を活用していることが紹介されました。それが、鉄を作るときに出てくる「鉄鋼スラグ」というものを使う方法です。
このスラグを使って作った鉄鋼スラグ石板を海に沈めると、鉄分などの影響で海そうが生えてきやすくなったり、生えた海そうがCO₂を減らすのに役立つことを教えてくれました。

コベルコ科研の担当者からの説明
KOBELCOグループは、2009年ごろから、兵庫県の家島や須磨の海で、地元の人たちといっしょに、このスラグを使った実験を行い、海を元気にするための活動に取り組んできました。
「ものづくり」の技術で海を守る。KOBELCOグループは、自社の技術で海や地球をきれいにするためにできることを、これからも考え続けます。
未来へつなぐ環境への想い
今回のイベントに参加した子どもたちは、海の小さな生き物のことから地球のことまで、たくさんのことを学びました。
KOBELCOグループは地域のみなさんとのつながりを大切にしながら、これからも「豊かな海」を守る活動を続けていきます。そのためにも、見て・さわって・体験しながら学べるイベントをこれからも続けていきます。海も森も林も、ぜんぶ地球の大切な仲間です。KOBELCOグループはものづくりの力で、地球をまもるための活動を続けます。
