KOBELCOグループは、社会をもっとよくするために、いろいろな社会貢献活動に取り組んでいます。
今回、実際に活動にかかわっている社員の人たちにインタビューをし、「どうしてこの活動をしているのか」「どんな思いで取り組んでいるのか」を紹介します。
第1回は、体験型イベント「One Action Beach Event」を企画・運営した、株式会社神戸製鋼所 総務・CSR部 サステナビリティ推進グループの山岡里圭さんと、総務・CSR部 総務グループの鈴木敬弘さんのお二人にお話を聞きました。

小さな行動が未来につながる。社会へのいいこと。
Q.「One Action Beach Event)」とはどのようなイベントですか?
山岡:「環境を自分ごととして考えるきっかけ」となることを目指したイベントです。須磨の海を舞台に、身近なところから海の環境を大切に感じてもらうことを目的とした体験しながら学べるプログラムを毎年行っています。参加者のみなさんからは、新しい発見があったとお声をいただいています。
鈴木:元々はNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトさんとネスレ日本さんで行われていたイベント。神戸にある会社として、KOBELCOグループは地域や自然とのつながりを大切にしていきたいと考えている中で、ネスレ日本さんにお声がけいただいたことが参加するきっかけでした。2023年から一緒にはじめて、今年(2026年)で4回目になります。

山岡:楽しみながら、地域の環境について学べるところが素敵ですよね。社会貢献を「特別なこと」ではなく、地域の一員としていつもの生活の中で体験できる場は、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」という想いを大切にしているKOBELCOグループにふさわしいと思っています。
鈴木:このイベントを通じて、自然を守ることが自分たちのくらしとどのようにつながっているのかを感じてほしいと思っています。小さな行動のひとつひとつが未来につながっていると実感してもらえたらうれしいですね。
鉄鋼スラグが魚たちのくらしにも役立っている?仕事と社会のつながりを知る驚きと発見
Q.どのようなプログラムを行っていますか?
鈴木:地元漁師さんの協力による地引網体験や、須磨の海でとれる魚と触れ合うタッチプールなどの体験プログラムを企画してきました。タッチプールで触れ合った魚はその場でさばいて、お土産として自宅に持ち帰ってもらったんですよね。

山岡:家族で食卓を囲んで持ち帰った魚を食べながら、イベントの感想や学びから感じたことを話し合う機会にもなったという、うれしい声もいただきました。

鈴木:ビーチクリーンを行った年は、約30㎏のごみが集まりました。遠くから見るときれいなビーチも、「ごみを探しながら歩くとこんなに集まるんだ」とみなさん、驚いていました。

鈴木:フードドライブも行い、多くの食べものが集まりましたね。

山岡:環境に関するこまりごとや自分たちのくらしとどうつながっているのかまで考えてもらいたい、という思いを感じてもらえたプログラムだったと思います。学びの時間は、クイズやお話しという形で、子どもにとってもわかりやすく、大人にとっても新たな発見が見つかるような工夫をしています。
鈴木:例えば、KOBELCOグループが過去に須磨海岸で実施した取り組みにおいて、鉄鋼スラグを活用した人工石の周辺に海藻が育つことが確認されています。須磨の海に住む魚たちの役に立っていることなど、「そうなんだ!」「知らなかった!」というおどろきや発見のあるクイズを出しました。

山岡:環境について考えるきっかけとなるだけでなく、「自分たちの会社が社会とどうつながっているのか」をあらためて知るきっかけにもなっています。自分たちの会社の取り組みをよく知ることで、「この会社でよかったな」と思える気持ちや、仕事へのやる気につながっていると感じています。ご家族に対しては、「お父さん、お母さんって、こんな仕事をしてるんだ!」と知ってもらうきっかけにもなっていますね。
Q.社員のみなさんからの反響はいかがですか?
鈴木:はじめての年は、どんなイベントなのかと様子を見ていた方もいらっしゃったと思います。イベントが終わった後、参加した社員やそのご家族から「また参加したい」「子どもがすごく楽しんでいた」という声が多く聞かれ、リピーターや口コミきっかけで参加してくれる方も増えてきました。うちの子どもも一回目からいっしょに参加しているのですが、「次はいつあるの?」と聞くほど楽しみにしています。

Q.このイベントをつくるときに大切にしていることはありますか?
山岡:社内外の多くの方とともに作りあげていくイベントなので、「安全に、無理なく、だれもが参加しやすい」ことをいちばん大切にしています。年齢や立場にかかわらず、参加者全員が自ら参加できる場になるよう心がけています。
鈴木:楽しさの中に、いつのまにか「あ、そうなんだ!」と気づけるところがこのイベントの良さですもんね。1才くらいのお子さんからおとなまで、本当に色んな方が参加してくださっているので、最後までみんなが笑顔で学べる時間をつくるために意見を出し合っています。
山岡:会社のみんなにこの活動をもっと知ってもらい、参加者を増やすことも大切です。参加した社員の声やイベントの様子を会社内のホームページや社内報でも共有し、このイベントのファンを増やすことにも取り組んでいます。
地域といっしょに、未来へ「KOBELCOらしさ」をつなぐ
Q地元団体や他の会社とイベントを共催することは、KOBELCOグループにとって、どんな良いことや発見がありましたか?
山岡:社会貢献を「くらしとつながるもの」として感じられることがとても大切だと思います。わたしも、参加者のみなさんと活動する中で、“かなえたい未来”を、遠い目標ではなく、いま自分にできる一歩として感じられるようになりました。

鈴木:こうした体験が、「この仕事は何のためにあるのか」という問いの答えとなり、毎日の仕事をがんばる元気につながっています。こつこつと、社会や環境に向き合い続ける姿勢こそが「KOBELCOらしさ」であり、こうした活動を続けていることに会社の一員として誇りに思います。そうそう、2025年には社内で表彰もされましたよね。
山岡:そうですね。KOBELCOでは、グループ企業理念にもとづいた活動を広げることを目的に、「KOBELCOの約束賞」という社内表彰制度があります。「One Action Beach Event」は、他の会社や地域の団体といっしょに社会のためになる活動をしているところが評価され、この賞をいただくことになりました。
鈴木:子どもたちが素直に話を聞いてくれたり、体験を楽しんだりしている姿を近くで見ると、この活動が確実に未来へとつながっていると感じますね。

Q.今後、この活動をどのように広げていきたいですか?
山岡:参加した社員やその家族が「また参加したい」「みんなに教えたい」と思ってくれ、自然とみんなの輪が広がっていくことが理想です。体験やそこで気づいたことを会社のみんなに伝えながら、環境や地域のことを「自分のこと」として考えてもらえるきっかけを増やしていきたいですね。より多くの社員がいっしょに参加できる場として、社内外をつなぐ活動に育っていったらうれしいです。
鈴木:まだ参加したことのない方は、一度来てみてください。家族みんなで楽しく過ごせますし、お父さん、お母さんの会社がみんなの生活を支えていることを知ってもらえるいい機会です。もちろん、ひとりで参加したり、会社の仲間同士で参加している方も多くいらっしゃいます。このイベントを通じて、KOBELCOのこと、環境のことをもっと知ってもらえたらうれしいです。

お2人の言葉から、「自分たちの会社の仕事が、ちゃんと社会とつながっているんだ」という気持ちが伝わってきました。私たちの仕事は、だれかの毎日のくらしを豊かに支えている。そのことに気づく人が会社の中にふえていくと、「KOBELCOらしさ」は、もっと強くなっていくと思います。
こうした取り組みを通じて、KOBELCOと社会とのつながりを感じていただけたらうれしいです。
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